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時生
時生
『時生』-東野圭吾


実はまだ読み終えてませんw
それどころかさっき読み始めたばかりです。久しぶりの長編。
東野圭吾さんの本はだいぶ前に何冊か読んで、自分の中ではかなり好きな作家として位置付けられています。
けれど、氏の本職(だよね)であるミステリーは読んだことがなかったのです。
日本人作家のミステリーと言うと、完全に偏見ではあるんですが
女子大生と中年男性が事件を解決する話や、三毛猫なんちゃらが出てくる話を書く人、電車が舞台の話が得意な人なんかがどうしても浮かんでしまいなんとなく陳腐なイメージだったのです。

まぁあくまでこれは僕個人の偏った意見ですのであまり当てにしないで欲しいんですがww
そんな訳で、好きな作家とは言えミステリーに手が出せないでいました。
でもこの度ついに重い腰を上げで購入→読み始める。

そしたらこれが面白い!!
530ページほどの作品ですが、多分今夜中に読み終えてしまうでしょうw
それくらい面白い。
背表紙に書いてある粗筋を紹介します。
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不治の病を患う息子に最期の時が訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、20年以上前に出会った少年との思い出話を語り始める。
どうしようもない若者だった拓実は、『トキオ』と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った。
過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。
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と言うことなんですが
息子が不治の病(グレゴリウス症候群)なのは実は産まれる前から半ば解っていたんです。
それは遺伝性の病気で、妻の方の家系にその遺伝子がありました。
そのため、妻は結婚を拒否しますが、それでも構わないとなんとか結婚します。子供は産まないと誓い。
ですが、ある時偶然にも子供を授かってしまう。
散々悩むが夫婦は産むことにする。病気を遺伝する確立は1/4。
案の定、息子は病気を遺伝していた。
元々覚悟の上での出産だった。後悔はしない。どんな事になっても息子を愛そうと・・・。
息子の死の間際、父は妻に語り始める。

 『ずっと昔、俺はあいつに会っているんだ』

そして、物語は20年以上前。宮本拓実の回想となります。
そこで23歳の宮本拓実は『トキオ』と名乗る謎の青年と出会う・・・

冒頭の30ページだけでもちょっとした短編になりそうですね。
子供を産めないと解っていて、それでも結婚ができるでしょうか??
最も、子供を産むことだけが結婚の理由ではないですが、宮本拓実の夢は『子供とキャンピングカーであちこち旅行したりキャンプしたりすること』だったのです。
そして、妊娠が発覚した時、不治の病を遺伝するかもしれないと解っていながら『産む』と決断した夫婦。

拓実の言葉
 『その子はきっと生まれたがっている』
 『どんな結果になっても後悔しない。生まれてくる子がどういう子供でも心から愛するし、その子が幸せになれるように努力する』

あぁ、果たして僕自身は父親として同じ境遇なら同じ事が言えただろうか・・・
不治の病にかかるかもしれないと解っていながら産む。あるいはそれは親のエゴとも言えるだろう。
僕には答えは出せそうもない。何が正しいのかなんて一生解らないだろう。
でも、子供は親を選べないように、生まれてくる事だって選べないのだ。


そして、子供を産むことを妻の実家に報告に行く2人。
妻の母が一言

 『本人もそうだろうけど、あなた方も死ぬほど苦しむわよ。地獄のほうがましだと思うくらい』

あぁ、そうだろうな。これはなんとなく解るよ。今の僕でも。
それに対して拓実の言葉

 『苦しむつもりです。子供と一緒に』

泣けました。親ってそんなもんだよな・・・
とまぁそんな感じなのです。

多分この冒頭部分ってそんなに重要ぢゃあないんじゃないかと思うんですよ。
重要って言うと御幣があるかもしれないけど、物語のメイン部分ではない。当然だけどw
まぁ何せ途中までしか読んでませんので、ストーリー的にいろんなことが解決してないのでこれくらいしか言えんのですわw

あまりに面白いので紹介してしまいましたが、全部読み終わってからの感想なぞをまた書きたいなぁと思っておる次第であります。
とにかくこれはお勧めです!!
皆様も是非。
特に父親は必読ですよ。

時生
時生
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東野 圭吾
講談社 (2005/08/12)
売り上げランキング: 736
おすすめ度の平均: 4.53
5 人の生きる意味が少し見えるかも・・・。
5 30~40代の父親には、たまらない作品だと思う
5 久しぶりに味わった感動の名作


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