FC2ブログ
Epigonens
送信済みフォルダは見ない
プロフィール

カレンダー

05 | 2006/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

全記事(数)表示

全タイトルを表示

河童のタクアンかじり歩き - 妹尾河童
河童のタクアンかじり歩き
妹尾 河童
朝日新聞社 (1986/08)
おすすめ度の平均: 5
5 白いご飯が食べたい


妹尾河童
河童さん
久し振りに氏の著書を読みました。
相変わらず,子供みたいになんにでも興味を示し
気になったら直ぐ採寸,そしてスケッチ。
心温まる画に,飾らない文体。

気が付いたら速足で毎日過ごしている事
振り返ると色んな物を落としてきちゃってた事
物事に対して大雑把な目でしか見られなくなってる事
他人に対して求めるばかりで与えるという思いを忘れていた事

そんな
基本的なことを思い出させてくれるように思います。

これは良い意味で言うのですが
この作品,ボクにとって『タクアン』についての話がどうでも良く感じました。
河童さんには悪いですが,メインのタクアンルポよりも
人工透析と加治村のエピソードに心を打たれました。

呑んだ帰りの電車で人工透析の話を読んだのですが
ちょっと泣きそうになりました。
人工透析って凄いと思いました。色んな意味で。
本の中で医者は

 現段階ではとても『人口腎臓』とは言えません。あくまで人工透析なんです

と,言っているのですが
そうなのかもしれないですけど,それにしたって人工透析って凄い技術なんだと思いました。
昔は保険がきかなかったために,莫大な費用を必要としたそうです。
資金が底を尽きて自殺する方もいたとか。
しかしそれでも多くの人の命を救っていたのですね。

そんなことを考えていたら
自分はなんて幸せなんだろうと思いました。
ボクってかなり丈夫な方なんですね
大きな病気も怪我もしません。

 軽く怪我や病気でもすりゃあ休めるのにな…

なんて,おろか過ぎることを考えたりします。
ナンセンスですよね。

自分の足で立ち,自分の手で食事が出来
暑さ,寒さを感じる事が出来る。
つまりほぼ完全に不自由なく生活することができる。
それってすげーことなんだな,と。
そんなのちょっと考えれば直ぐ解りそうなもんですけど。
ついうっかりして忘れてました。

健康である事や丈夫である事を当たり前の事だと思っちゃいけないんだなって思いました。
こればっかりは両親に感謝せにゃいかんよね。

父さん母さん
おかげ様で,ボクは今日も元気です。
明日も元気です。
多分来週も元気だし,来月だってそうでしょう。
きっと,来年だって相変わらず元気だし今後10年くらいは今と変らず元気でいられるんぢゃないかって思います。
そんな訳ですから
あなた達も達者で。


さて
ボクらしくない話はこの辺にして
過疎村の話。
色々考えるところ,思うところがありました。
『サクランボ・ユートピア』ってのも初めて知りました。
んが
疲れたので,もうこの辺にしようかと思います。
えぇ,超いい加減ですが今のボクには無理。うん無理。

本作にはですね,その他にも土呂久の公害のエピソードなど
非常に興味深い項がたくさん収録されています。
河童さんが,本編の中で

 僕には知らない事が多すぎる

と,おっしゃっていますが
ボクなんかは更にもっと知らない事が多すぎるなぁって感じました。
どうだっていいことばっかりに博識になり
知らなければならないことを全然知らない。

このままぢゃいけないって感じました。
最近思うんですね。
まぁこの歳になってやっと気が付いたバカなオレって感じですけど。
このまま無駄な事ばっかりやって,なんにもならないことばっかやって過ごしていいモノかと。

モノを掴むためにあるこの両掌を,しっかり握らないから
隙間から色んな物がこぼれちまってるんぢゃねぇかと。
ボクが自分で乗せたものと,最初から乗ってたものと,誰かに乗せてもらったものと。
その全てが少しずつ目減りしていって
気が付けばこの手には何も残っていない,そして途方に暮れる自分の姿を想像してゾッとします。

自分が生きた証を残そうとか
自分の名前を後世まで刻もうとか
そんなことはどうだっていいんですけど
自分が生きている限りは,自分の中に色んな物を残したいなって思います。

自分で自分を証明できないんぢゃ救いようがないですよね。
スポンサーサイト



TOP

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

フリーエリア