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ダック・コール
ダック・コール


Epigonens読書企画
山本周五郎賞受賞作品を読もう!!

第4回受賞作品である今回は『ダック・コール』です。
稲見一良 著,平成3年度受賞作品。


ハードボイルドなんだそうだ。

ボクぶっちゃけハードボイルドってどんなものの事を言うのか良く解ってない。

アゴヒゲのイカツイオッサンがウィスキー呑みながら煙草を吸い,『ソープへ行け!! 話はそれからだっ』とか言う感じなんぢゃね??
って言うくらいの認識しかないんだけどまぁ多分間違ってんだろうな。

そんなわけで
この作品がハードボイルドだって言われてもイマイチぴんとこない感じではあるんだけど
ハードボイルドであるか否かなんてのは別にどっちだって良いんだけどね。

評価としては面白かったです。
力強くそれでいて美しい短編の数々
非常に痛快です。

主人公が不思議な男と出会い,その男の作品と出会うことによって見た夢。
ってことでその夢がそれぞれ短編となっている構成。

最初
その構成を知らないで読んでいたので,オープニングから第1話で話が思いっきりとんでてなんつーか全体像つーか話の流れがつかめない感じで混乱した。

全ての短編に共通する部分としてまず鳥と自然があげられる。
更に,登場人物達の生命力・躍動感・生きる知識・こだわりや美学と言った信念的なものがテーマになっていると思う。
主人公達はそれぞれ譲れぬモノ,曲げられないこだわりのようなものを強く持っている。
故に輝いている。
どんな困難にも少しも臆する事なく気転と勇敢さで立ち向かっていくと言う主人公達の姿は,読者に生きる力強い意志を与えてくれるのではないだろうか。
ボクの感覚で言えば初期のジブリ作品におけるナウシカやシータにパズーと言ったキャラクター達を連想する。
彼らも含めたバイタリティーの高さに幾度となく勇気付けられるのだ。

しかし
この作品は力強さや野性味だけではないところが素晴らしい。
それでいて尚,繊細さや美しさ,心温まる面も豊富に盛り込まれている。
中年男と少年の友情,脱獄者とそれを追うマンハンターとの友情とも言える奇妙な親近感。
遭難した粗暴な猟師と鳥と亀のこれまた奇妙な通じ合う友情。
捨てられたデコイ(模型)とそれを拾った少年との対話。
全て美しくハートフルだ。

この作品を目にしたとき,ハードボイルドという単語を目にする事が多いと思う。
それだけで書架に戻してしまう方も少なくないのでないだろうか。
だが
是非とも読んで欲しい

この作品は文句無く素晴らしい作品と言える。


そんなわけで
かなりオススメでっす。



つーことで
ボクがこの本読んでる時とその後ずーっと思ってることのひとつとして

 あー鶏食いてー。主に鴨が食いてー

ってのがあるのは言うまでもありません。


先日,職場でネギと白滝とのスープを作ったところ

 ぽそや: オシャレな匂いがしますね!!

と言うどうとったら良いんだよ!!
って言うオシャレな感想を頂きまして,大変に光栄に思っていますですハイ。
オシャレな匂いってなんかアレだ。
カメレオン的表現だな。


ダック・コール
ダック・コール
posted with amazlet on 06.11.15
稲見 一良
早川書房
売り上げランキング: 21739
おすすめ度の平均: 5.0
5 まさにこれこそハードボイルド
5 星が足りない
5 どうすれば・・・



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テーマ:文学・小説 - ジャンル:小説・文学

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