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家族狩り - 天童荒太
家族狩り


Epigonens読書企画
山本周五郎賞受賞作品を読もう!!

第9回受賞作品である今回は『家族狩り』です。
天童荒太 著,平成8年度受賞作品。


ちょっと間が空いてしまいましたが読書企画です。
何しろ今回の作品は長編でした。
兎に角分厚くてしかも二段組
んでもってハードカバー。

ハードカバーは重いし嵩張るので職場に置いて帰るの尚更終るまでに時間がかかる。
中学生時代に学校に教科書を置いて帰ることを『置き勉』と読んでいたな。
ボクの母校では激しく禁止されていて,生徒側もあの手この手で法の眼をかいくぐろうとしていた。
手法のひとつとして

 図書室に隠す

ってのがあったんだけど
これはまさに理にかなっているな。
木を隠すなら森みたいな。
まぁあっさり見つかってたけど主にナスが
いやー
ナスくん今ごろどうしてるだろうかね。
相変わらずとんでもな発想を持ち続けて周囲を笑わせ,時にイラつかせているのでしょうか。
ナスくーんこれ見たら是非とも連絡してください。
まぁ見ないだろうけど。
お待ちしております。
息子に『チャレンジ君』とかって命名してることを期待しつつ。


さて
いきなり話が逸れまくりなんですが
今回の作品の『家族狩り』デスガ!!

 これはホラーだ…!!

うん
ほんとにホラーと言っても過言ではない感じになってます。
家族の崩壊(と一応再生)をテーマにしてサスペンスつーかミステリーになっているのですが
描写が割と怖いです。
殺人の描写はもちろんのこと家庭が崩壊していく過程の描写がエグいです。
えっと一応駄洒落になってますですハイ。

主人公が犯人を割り出す流れとかハラハラドキドキで良いです。
文字通り命をかけてある家族を守るんだけどそれによって自分の家庭が崩壊してしまうと言うジレンマ。
子供を大事にしない親を許さない態度でありながら自分の子供とはギクシャクする
この作品にはいくつかの家庭・家族が登場するのだけど
そのどれもが何がしかの問題を抱えている。
最終的に再生に辿り着く人々と,とことんまで徹底的に崩壊しまくる人々。
一歩間違えれば自分も同じような境遇に陥る可能性があるという恐怖
家族ってのは微妙なバランスの上に成り立ってるんだなーと思わされます。
それこそ青竜刀の上で鍋を振るような

色々と考えさせられる部分も含んでいますが
普通にミステリーとしても大いに楽しめると思われます。

しかし
ボク的にこの作品をジャンル別けするならばやっぱりホラーだと思う。
ラストとかもうそれこそホラーです。

まぁそんなわけで
今回の『家族狩り』はかなりオススメな一冊としておきます。
残酷なのが苦手な方はちょっと厳しいかも。

あぁそうそう
これは別にどうでもいいんですが
作品の会話に

 きっと

と言う単語が頻繁に出てきます。
用例としてはそうですねぇ

 帰ったらきっと薬を飲むんだぞ

みたいな感じで『必ず』といった意味で使われてます。
だから何ってわけではないんですが
自分はあまり使わない表現なので眼にとまりました。
こういうのって著者の方が日常的に使っているからなんでしょうかね。
この手の言い回しの癖とか文章の癖とかって凄く好きなんですよね。

まぁそんだけです。


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5 荒々しい天童荒太
5 家族
4 「家族」とは?
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