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ぼっけえ,きょうてえ - 岩井志麻子
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)


Epigonens読書企画
山本周五郎賞受賞作品を読もう!!

第13回受賞作品である今回は『ぼっけえ,きょうてえ』です。
岩井志麻子 著,平成12年度受賞作品。


いやー
最初タイトル見たときはなんだこれふざけてんのか!?
とか思ったんですけどもね。
普通に真面目なホラー小説でした。
タイトルの『ぼっけえ,きょうてえ』ってのはなんでも岡山弁で『すごく,怖い』って意味だそうです。
そんなわけで明治時代とかの岡山が舞台。
表題作ほか3篇からなる短編集。

うん
怖いッス^^;
かなり怖かったですね。
とんでもねぇクリーチャーが出てきてなんかマスク被っててチェーンソーぶん回してアメフト部のキャプテンとか言う所謂ヂャイアン的な奴が最初に死んだり最初にファックしてるカップルがまず死ぬとかそう言った類の直線的なホラーでないんですが怖いです。
古典的な和風ホラーですね。
ゾクッとくる感じ。
時代背景とか土着的な文化とかがかなり濃厚でめちゃめちゃ陰湿な雰囲気がぷんぷん漂ってます。
すげぇ暗い雰囲気に仕上がってます。

一応バケモノ的なのも出てきますが
あからさまに人を襲ったりするわけではなく多分それは人の心が見せている類のものなんぢゃないかなーって書き方です。
1番怖いのは結局人間の中身だなって感じ。

ホラーってやっぱり好きです。
怖いからってのもあるんだけどそれよりも意外なオチとかが良いですね。
ミステリーとかサスペンスなんかに通ずるものがある。
例えば死んだ人の話しとかしてて最後に

 まぁ殺したのオレなんスけどねwww

とかそういう展開がたまりません。
この作品の表題作もうをーまぢかーっていう展開がちゃんと待ってます。
メインの登場人物がもうとにかくひたすらに貧乏ってのが多いです。
もうね
こらどうにもならんね
もうだめかもわからんね
って言う類のすげー底。
食べ物っつったらたまにほんのちょっと麦が食べられたらラッキーとか
飲物なんてカレーくらいしかないとかもうそういうレベルね。
いやカレーあるならカレー食えよ。

しかし
ほぼ全体的に岡山弁で描かれているのでちょっととっつき難いかもしれませんね。
慣れてくるとそれがまた不気味さ,気持ち悪さってのを思いっきり盛り上げてくるんですけどね。

とまぁそんな感じで
兎に角怖いんですが
最後どうなるのかがめちゃめちゃ気になって途中で読むのを止すわけにも行かなくなってしまうんですね。
『ボクはボクが泣くまで読むのをやめないッ!!』
とかそんな感じです。

んで
今知ったんですけどこれって映画化されてるんですね。
そりゃもう当然観ますよ。
怖すぎて観て後悔しそうですけどね。


つーことで
かなり怖い怪談ですし文体や時代背景や文化的なものがちょっと独特だったりするので
誰にでもオススメできるかは難しいかもしれないですね。

でもかなり良い作品であると思いますよえぇ。


ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)
岩井 志麻子
角川書店 (2002/07)
売り上げランキング: 24837
おすすめ度の平均: 4.0
4 土着性を活かした恐怖譚
5 雰囲気だけできょうてえわい。
4 人による人のこわさ

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この記事に対するコメント
アマゾった
Amazonで買い物した。
とりあえず報告
【2007/10/21 23:17】 URL | まど #- [ 編集]

もいっちょ買ってみた
amazon見とけってw
てか更新してねーな<hp
【2007/10/28 14:43】 URL | まど #- [ 編集]

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